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  • 2023.07.13 Thursday
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経堂・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵

 先週は、二日連続で経堂駅近くでお仕事。暑くて大変だったのだけど、こんな発見が。

Image0511.jpg
↑甘味処ではありません

 いや、赤堤も松原も豪徳寺もすぐ近くなんですけどね…。
 更にはこんな店も発見。

Image0521.jpg
↑「とすかーな」です

 近くを張っていると、可愛いバイト(?)の娘三人連れた、似た雰囲気の親子with犬が現れるのか!?(あらへんあらへん…)

 仕事の帰り、隣の千歳船橋で年期の入った(ガイドブックに載るようなタイプではない)ラーメン店に入りつけ麺を注文。
 店内BGMは八十年代曲縛りで、BOФWYや少年ケニヤの主題歌とかかかっていた(店を出る直前に、タイマーズのデイドリームビリーバーが…)。
 今風の店ではないながら、「どっちの料理ショー」に出たこともあるそうで、多量の汗を流した身体にスープの塩味(&ビール)が染み渡りいい感じ。

 店を出て、しばらく走ると道沿いのスポーツクラブから子供達と送り迎えの母親達のこんな会話が…。

母親達「やっぱりアクアが○○よね…」
子供「かれんちゃん〜」

 キュア談義!?
 やはりのぞみさん以外では、メインターゲット層の子供とその母親達の間において、美人でしっかりしたババァの人気が高かったりするのだろうか?(レモネードは、大きいお友達が人気を引き上げている感があるし)

 更に進んで、祖師ヶ谷大蔵にて某人気店のメンチとコロッケを久々に購入。特にメンチは最後の二個だったのでラッキー。
 タマネギの量が減ったか? という気がしたが、芋の味とよく染みた肉の味は相変わらずで、絶品(ただし、少々値上げしたっぽい)。ビールと一緒に心行くまで楽しんだ。

作戦名は「希望のカケラ」(PPGZ秘密オフ会レポ)

 満を侍してと言うべきか、ヒーローは遅れて現れると言うべきか?(それがメキシコ流) …というような事はなく、少々遅ればせながら先日ぷにケ後のPPGZオフ会レポートを。

 前日くらいに、偶然主催の一人でぱぞー氏のブログにてこの催しが行われると知ったワタシ。
 ぷにの本チャン終了後、他のパワパフサークル関係者の移動に合わせ同会場六階にある会議室に。長く利用しているが、蒲田PIOの二階より上へ行くのは初めて。
 六階まであったとは知らなんだ。

 会議室に入ると、十数人来れば良いベ…という読みに反して、普通サイズの会議室に二十人を超える入り! しかもその中には当時の作品スタッフThe三名様(?)が特別参加というサプライズ!

 早速机を円卓状に並べ替え、臨時イベント開始。
 さて、イベントの発起人たちの近くに陣取ったワタシ。何から始めるんデスカ? と問うと、「実は何も決めとらんのです」との答え! 大慌てで考えを巡らせ、「ならば、自己紹介から始めませう」とアドバイスを送り、自己紹介開始。
 作品を好きになったきっかけと贔屓キャラを中心に語って貰うが、何とかおる率の高いことか!?

ギンガナム御大将「お前ら、そんなにかおるが好きか〜!」
 ハイ、好きで〜すラブ
 一方、桜子さん好きは俺だけ。メガネ!

 これで場が暖まり、スタッフ一同へのプチ質問タイム。
 あの、ケツ事件は誰の仕業? テレ東マジックは大丈夫だったんデスカ?

 どうやら、主犯はシナリオ?(らしい…としとこう) どれみで多数のハイレベルなヒューマンドラマを描いた人だけに、意外ではあるけど、どれみOVA(ジャナイ)の「グァヴォォー、さっちゃん(能登)の笛ェエエっ! ヴェロヴェロォなあめたァアアイ!」事件のネタ出しはこの人(パワパフと同じプロデューサーの関氏が、脚本家時代の師匠だった浦沢氏から貰ったネタを伝えたという説も)だというので、有り得ない事ではないかも?

 少子化でアニメも昔ほど数字が取れなくなったので、スポンサーの了承さえあればパンツOKになったのかも? と、当時個人的に推測していたけど、そういう事ではないらしい(さすがに逆アップリケは当初より小さめにしたそうだが)。
 まあ、あれ位しないとつまみ食い以外でみやこさんがももこを怒らせるのは難しいから妥当か?(一歩間違えたら地獄少女みたくなるし)

 しかし、オールドファンの俺はあれで「さすがの猿飛」を思い起こしましたよ。まああの場合は、中身も丸見えだったのだけど…(それが80年代クオリティ)。魔子ちゃん、いじめた!

 次いで参加者の秘蔵グッズの披露や、秘蔵映像の観賞、お絵かき大会などが行われる。

 ここでパイロット版を中心とした、秘蔵映像の小松インプレッションなど。

●パイロット版モジョは、声がOVA版ゲッターで帝王ゴールを演ったあの大物らしい。ゲッターファンとしてはこちらも見たかったか?
●ガールズは本放映版より頭身が高く、長袖姿。武器にどれみの妖精みたいなデバイスが付いてる。
●ケン坊(それとも博士が少年?)はリーゼントメガネ。

 今回、参加者の絵描き率はかなり高く、並行してお絵かき大会も始まる。
 こちらは絵に関しては本分ではないので(それでも、某大学の漫研部長を異例の二期務めた過去も)、傍観に徹する。君は空を往け、我は地を疾る?
 しかし、手持ちの筆記具だけは道具を持参していなかった豪華ゲスト陣に使われるという光栄に浴す。今思うと、プロアマ問わずいい絵師がうんじゃかと集っていたので、その「仕事」振りをよく見させて貰うのも良かったかも?

 そしていよいよ、今回のメインとも言える現場スタッフへの質問タイムに。
 いつしか、スタッフ御三卿の真正面に座るファンサイトの雄二人が、クールな質問を連発という図式に。
 それに対し、小松はサイドよりある意味細かく、ある意味頭の悪い?質問で掻き混ぜる。

 これより小松の質問→大まかな解答。

●ヌードラーの台詞にヌカドーラ(メキシコ流の背骨砕き)というプロレス技が出ましたが、あれって役者(山崎たくみ)のアドリブ? もしくは脚本家がプロレス者なのでせうか? 
→そんな細かい台詞…私らも気付きませんでした。

●ケン坊の母親(声どれみ母)のモデルは、「謎の円盤UFO」のエリス中尉なのでせうか? 
→キャラデに聞かないと解りません…。

●姫子のメイドはもしかしてロボット?(白金家ならそれ位出来そう) 
→あれはタマネギ部隊のオマージュです。

●俺の桜子さんは初登場時(声だけ)ケーキを配達してましたが、パティシエールの技能もあるのでせうか?(前世?から考えると不思議ではないし、洋の技法や素材を取り入れた和の職人、或いはその逆も今は珍しくないけど。「あんどーなつ」という漫画もあるし)
→今まで気付きませんでしたが、作品初期故の連絡ミスかも。

●最後に一ついいですか? 亀山さんはあなたにとって…。
→「相棒」ネタ禁止!(こんな質問はしてません)

 アホな質問にもお答え戴き、有難うございます。

 送り手、受け手双方の愛と情熱によって白熱した末に、やがて時計は八時を越え、ひとまずのお開きに。
 二十数人のうち更に飲んで語りたい計十一人のパワパフ侍を引き連れ、何故か新参のワタシが会場探し&誘導の大役を仰せつかる。
 蒲田で、イベント後に飲むのは五年ぶり位だったが、勘で適度な会場を発見するのは流石と言うべきか?

 その後、二次会も良好な盛り上がりを見せ、いよいよお開きに。
 沢山のお土産も貰え、久々に同人関係で美味い酒が飲めた。

 当初、同じ作品のファンとはいえ突然混じって馴染めるか不安だったが、この時代遅れの田舎侍も暖かく迎え入れて貰えたので一安心。
 このよれよれのオールド・ルーキーだけでなく、恐らく全参加者が何らかの「希望」を見出だしたのではないだろうか?

 心残りがあるとしたら、桜子さんの○○を入手出来なかった事と(涙)、あの素晴らしい変身バンクへの賛辞と謝辞を直接伝えそびれた事か?(最近、どれみ丼の変身バンクを久々に見て、今見ても見劣りしないレベルの高さとテンポの良さに驚いたけど、それを更に高めた訳で)

 因みにでぱぞーさん、次回ぷには10月26日だそうですよ(笑)。

長渕のしゃぼん玉は旧い方が好きだな

 いつかのしゃぼん玉のようだ…。

 CNのパワパフZリピートも終盤に入り、先日シャボン玉の続編が流れた。
 奇跡の技、シャボンフリーダムによる浄化がクライマックスなのだが、やはり技発動から浄化へと至るシチュエーションは美しい。でもみやこさん、私の好きなタカちゃんって広言した〜!?(次の回でも…。鉄板カップルのはづきちゃんも、実はそこまで言っていない)

バタ子「でも、あの必殺技は、あの二人の幼い頃の約束が生んだ…二人だけの必殺技なのかもな…」
くりこ「恥ずかしいセリフ禁止!」
灯里「ええ〜!」
社長(◎ω◎)「ぷいにゅ〜!」
 ARIAネタ禁止!

 ラストのお見舞いシーンは、先行のコミック版に準拠? 特大タイヤドーナツはギャル○根御用達の域に。
 下積みの長い実力派と思しき作者によるコミック版はオリキャラを含めてなかなかだったが、特にシャボン玉のエピソードは、作者がシナリオを見て気に入ってそれを元に前後編の力作に仕上げていた。
 これって、マジンガーシリーズに於ける桜多吾作版コミックとアニメ版との関係と逆パターンかも(アニメのスタッフは、桜多版を気に入ってミネルバXやナイーダのエピソードをスピンオフした)。

 シナリオの長谷見沙貴氏は(来年はこの人とケンコバの当たり年になると見た)、参加シナリオライターで最もどれみ的な心温まるストーリーを綴った訳だが、ジャンプの方では全くノリの違う作品(ケツゥゥ! ケツがケツがケツがっ! って違う)に参加しているのは何とも…。
 これって、BOYS BE…の原作者が元々プロレス・格闘技ライター(Uインターのルポとか書いてたな)で、本当は男っぽいロボットものとかの原作がやりたいのをジョブと割り切って書いていたのと近いのだろうか?(いや、ああいうのも好きなんだろうな…)

 しかし、みやこさんに彼が出来たという情報は、それこそ「愛する者の死にも匹敵する強力さで(校内に)瞬く間に燃え広がった」んだろうな。

人と人とがかもすもの 2

 先程CNのパワパフZリピート放映で、カエル王子の回をやっていて(砂糖水で口を洗っているぞ!)、ラストにてケンが口中にはたっくさんの微生物が〜と解説するくだり。
 思わず「かもすぞ〜」という言葉が頭に浮かびました…。キスしてかもすぞ〜。

 次の話は、奇しくも農学部(総合大学だけど)を舞台にしたセデューサ話。ゲストの城崎先生は、前半の古川登志夫に劣らず結構有名な役者が演ってたはずだけど誰だったっけ? と思ってエンディングを見たら冬馬由美! オリゼーじゃん…。かもすぞ〜!
 ラストにて、最高の小豆を創ってから桜子さんにプロポーズすると宣言した荘一郎さん。初見時、品種改良は一生ものなので、事実婚みたいなんで終わるのでは? と心配したもんだ。

神よ、赤堤ももこのために泣け!

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 出ましたっ! パワパフガールズZ「ももことカエルの王子様」より

カエル王子「君…… もう男とキスはしたのかい? まだだよなァ」
「初めての相手は人間ではないッ! このカエル王子だッーッ!」バァァァァーーン!

来月に続編決定

 本家カトでのZ放映、いよいよ一クール終了前後の区切り話が放映。

 先週放映の11話は、衝撃の古参スタッフ総登場の回。初見時、前の回(カリスマ?美容師の回)の作画レベルが少し落ち気味で、この回も癖のある作画だったので今回も海外メーターか? と思いきや、トライダーとかで活躍した日本サンライズ(当時)黄金時代の主力メーターだった佐々門氏だったので驚いた。
 更に演出も、前に書いた通りリビングレジェンド勝間田氏だったのだけれど、今のファンからの受けは今一つ?でこの時期、本領を発揮しているとは言い難かったシナリオ陣を含めて今後に不安を感じさせる内容だった(次で盛り返すのだけれど)。
 でも、超多作品化で人手も企画も払底しつつあるにも関わらず、人に売る程夢を持った若者が目に見えて減って、好き好んで業界入りしようとしなくなった現在(だから某専門は傾いた)。ベテランの踏ん張りあって週一放映体制が辛うじて維持出来ているとすれば、今のファンは少し贅沢なのかも?

 そしてその次の回、ももたんじゃなくてみやこさんの恋話「初恋のシャボン玉」。
 どれみみたいなウェットな話になるのでは? との予測通りの展開になったけど、良い意味で予想を裏切った面もある個人的に好きな回。
 しかし、「イヤですわ、ももこさん」とみやこさんが言うと複雑な気持ちになるのはどれみ者の性か?
 ちびももたん…ではなくみやこさんの可愛らしさは殺人的だが、初恋の味は切な目。
 姿は、あの…出演作品をお間違えでは? という位変わり果てているのに(当初はある程度以前の姿を残していて、元に戻す事=車椅子生活に戻ってしまう…という葛藤があると睨んでいた)、僅かな仕草からモンスターの中の「タカちゃん」を見出だしたみやこさんの「想い」に正直心打たれた(セデューサもこうしたオチが着くと良いけど)。
 日米とも、バブルスの持つ「優しさ」は作品から欠いてはならないものだと強く思った。直前のブロバタ2ショットで無名モンスターに襲い掛からんとするシーンには、「お前らダーティーペアか?(笑)」と突っ込んでしまいましたよ。
 なおシナリオ担当の長谷見氏は、平成のうる星というべきジャンプお色気路線のToLoveる(単行本では乳首書き足してる?)のシナリオ担当だが、どれみのファンイベントに参加している履歴もあって(この回を観た後に偶然知った)、山田隆司、影山由美に次ぐガールズ第三のどれみ系シナリオ書き(上記どちらかの弟子筋?)と見做してよきかと(これまた偶然知った情報では三十代とか。もっと若いと思ったが)。
 ただこの回もガリゴリの海外作品好きや原作ファンダ(メンタリスト)には受けが宜しくないのが哀しい。それも何だかなぁ…。

 そして今回放映は、浦沢シナリオの13話とギャングリーン初登場の14話。
 浦沢回はアメボ弟子入り話とカメラ話。ラウディ登場以前で、あの浦沢ですら今一つ本領を発揮していなかった頃(初期のギャグは海外作品好き=国産作品の知識は殆ど無しな層に、日本の脚本家のセンスはこの程度? と断じられたのが歯痒くて…)だったためか、「自分勝手だから偉くなれる」という台詞のみにその片鱗が伺えるという感じ。
 そのカメラ話は、設定年代を考えると(とは言え、それが判明するのは次の回)カメラは捨てずに売りなさい! と突っ込みたくなる。
 この時期の日本版オリジナルの非生物由来型モンスターは、カスミンのヘナモン(九十九神)を思わせるデザインに見える。トライダーG7のように失われつつあるものへの哀惜がテーマだったのかも。あと誰も指摘しないが、この回は美術は秀逸。
 初見時の少し後に観た日テレ版アトムにて、お茶の水博士が冒頭フィルム映写機(あの時代にである)を引っ張り出す回があって、何故にと思いきやその後主人に捨てられたロボットトリオ(溶接用、消火用、看護用)が宇宙船事故で活躍して再就職するという展開になって納得…という話に通じるものがある。

 ギャングリーン回は、役者の豪華さに驚いた。こんな端役に山本圭子!(失礼)
 この回は、バタ子ファンをかなり増やしたと思しい。


 さて、次のラーメン回はかなり語りたい事があるので請うご期待。

オールドタイマーズ・デー2

 1の続き。
 折角貴重なベテラン登板の機会を持てるのだから、もう少し活かせないものか? 例えば最近の円谷は、現行技術と古い人達を馴染ませて割と上手くやっているではないか。
 話は飛ぶけど、先に観た銀魂(星海坊主編)は、普段と違う劇画チックな絵柄の回で、作監誰かと思ったら何と杉野昭夫だった。ただ雪の女王でもこんな事多かったけど、この回もまた国産作画スタッフがほとんどいなかったのが残念!

 まあダイバスターや少し前のゲキ・ガンガー(作画スタッフに驚いた!)がそうであるように、古いノリも徹底すれば立派な武器になると思うので、作画とシナリオもいっそ現存の更なる大物を引っ張って来るという手もある。メーターで荒木伸吾とか金田伊功、萌えとは程遠い画風の森下圭介(パワパフでか!?)。シナリオで藤川桂介や辻真先など。上原正三は最近のウルトラでも書いてるか。ただ万一、故人がいたらゴメンナサイ(芹川有吾氏や小松原一男氏は既に亡くなっているそうで…。昨年にはどれみやキュアなど830枠でクラシカルな演出を見せていたベテラン、山吉康夫氏も亡くなったそう。寒い時代だと思わんか…)。

 東映は社風もあってか、身内を意図的に神格化しない傾向があるようで(むしろ、神に喧嘩を売ることを旨としている感が)、殊更にベテラン登板をお祭り化しないのもそれ故の結果なのかも?(パワパフはただでさえスタッフ平均年齢高めだし)
 神格化されている人も、ファン(一部ライター?)主導によるものが多いのが東映系の特徴かと。

 逆に、業界活性化やブランドイメージ形成のため意図的に造られた「神様」も世の中には結構おるのです(プロレスにおけるカール・ゴッチとか)。

オールドタイマーズ・デー1

 春休みを終えて帰ってきました。

 先日、ヒストリーチャンネルで日本のアテレコ史特集が放映されていた。洋画、ドラマの吹き替え開始から五十年になるそうで、昨年には羽佐間道夫(声優の組合活動の親玉でもあり、アニメではマクロスのグローバル艦長が有名)の音頭で記念パーティーも行われたとか。
 ナレーターとかで番組内に登場した顔ぶれは、先の羽佐間道夫を始めとして、大平透、滝口順平、小原乃梨子、池田昌子、野沢那智、森山周一郎など錚錚たる面々。そして故人では富山敬と山田康夫(立て続けに亡くなったんだな…)。若手から特別に出たのは朴路美&山ちゃん、そして歌手として活躍ということで水樹奈々。
 意外だったのは、初の吹き替えドラマの主役(二枚目)が滝口順平だった事と、大平透の初期の当たり役がテレビ版のスーパーマンで、若かりし頃はなかなかの二枚目だったという事。
 更に意外だったのは、広川太一郎や北浜晴子(サマンサやあしゅら男爵)、向井真理子(マリリン・モンローや初代山吹先生)の名前が出なかった事。

 今年になってようやく声優の表彰制度が出来たそうで、その受賞風景も出ていたが、どこまで公正に運営できるかは未知数。ただ、以前からそういうのがあれば数年前に朴路美はMVPを獲っていただろう(男性役も演れるという点では女性が有利か?)。
 アメリカのよい点は、映画、音楽、スポーツ等娯楽に関しての世界的権威を自ら(半ば勝手にではあるけど)確立した点と思う。普通は利害の対立があって難しいものだけど、より大きな目標のために団結したのは評価して良いし、それ故新興ながら世界の大国にのし上がれたのだと思う。

 さて、パワパフZでやたらとファンに不評な話があって、巷の声を見ると浦沢脚本がいつになく不可解でオチていないとか、演出が特に酷いというものが多かった(もう日本版は観ないという声まで)。
 番組多すぎて人手だけでなく企画も枯渇し始めているのだから、そういう回混じっても仕方ないベ(かと言ってDVDで直しますんでというのも少し…)とも思うし、事実浦沢義雄もよくよく見ると今度の実写ドラマのパンシャーブ(違)を筆頭にいつの間にか恐ろしい数の仕事を抱えている模様。

 地上波より少し遅れて、その問題の回の放映日となり、まずは録画したエンディングと次回予告を観る。
 そしたら…、
「演出、勝間田具治だとぉ〜!?」
 ショックだった。他の知らない演出家ならいざ知らず、よりにもよって懐かしのアニメ特番やマニアの語る伝説エピソードに必ず上がる有名話を幾つも手掛けているリビングレジェンドみたいな人で、演出家としての格だけならかつては東映在籍の宮崎よりも遥かに上の人だ。二度目だが、正直この人の演出作が今世紀に観られるとは思っていなかった。
 代表的なエピソードを挙げると、グレンダイザー、ハニー、デビルマンの第一話。四日市ぜんそくを題材にしたタイガーマスクの異色話と同最終回。グレンダイザーの荒木美女キャラゲスト話の数々(キリカ、ナイーダ)など多数。
 そんな人の演出作が今のファンから酷評されたのが悲しくて、暫く観ずにいた。

 数日後、実際に観てみると、私見だが巷で言われるほど演出はまずくなく(その代わりこれといった特徴も見出だせず、前回演出話と同じくどの辺りが勝間田演出? と感じた)、寧ろシナリオの作り込み不足が気になった(綱吉を安易に暗愚な為政者と断ずるのはどうか?)。
 雑草の話は、ガールズの女の子らしい本音や優しさも出ていて案外良かったか? モデル女を稲中に出てくるようなブスにすれば尚良かったが。
 亡霊話は、潜伏モンスターがわんさといるなどの描写が、黒い光やカレー粉(小松命名)によりモンスターが登場したという設定を逸脱していると不評なようだが(ファジー亜種はメーターの塗りミスだろうが)、研究所を共通の敵として認識しだしたのは何ともダイナミック的で面白い。

俺はボロネーゼ派(作る方も)

 溜まりがちのパワパフZレビュー、今日はイキナリ現段階こちらでは最新の家出とモジョデヱトの回を(残りはカテゴリー別に、数話ごと分けてレビュー)。

 今回は意外とAパートの方が好みかも。家出して、巡り会った相手がパプティマス様なのがビックリ! 別のΖみたいに、価値観の違うかおるとももこが敵味方に別れてガチバトル(かおるエマさんかよ?)なんて展開にならなくてよかった…。
 原作設定と日本の慣習を逆手に取ったリーダー論争も笑えた。原作映像を引き合いに出したり(NAは山崎たくみで代用?)、ゲッターよろしくかおるが「ももこさんよ、今日はやけにリーダー風吹かすじゃないか?」と言うとなお良し?
 モンスターが声の割には(女の子を巻き込まない)いい奴で、ももこの優しい面(初めて?)も垣間見られたのは収穫。あと何気に、冒頭であのももこがデヱトまでこぎつけたのには驚かされた。まるでロボコンが百点取るような最初で最後の快挙かも?(ヒドい例えだな!) でも一体誰と?
 しかし、ヌードラーは何故放浪に? 区画整理と寄る年波で、親父さんが引退したなんて東池袋の某有名店みたいな話だったら、お父さん悲しいゾ。

 Bパートは、我らがキーン先生のメイン話。モジョロボデヱトバージョン(?)がタワーをよじ登るシーンは、個人的には動きをカクカクさせて欲しかったような…。
 前のキーン先生話は、一部で浦沢シナリオと紹介されていたけど(恐らくはアニメ誌の誤植が原因)、地底人の上野くんまさかの登場で(かおるイメージとデザインはかなり違ったが)実質的に問題解決と見てよきかと。放映時のスタッフロール通り、高橋洋一という人が先生担当て事で。
 もし浦沢シナリオだったら、キーン先生は「はれぶた」の三石琴乃みたいなキャラになったのだろうか? 僕のはづきちゃんが!?(発作)
 でも最近、浦沢作品に近いテイストを出せる脚本家も出つつあるなあ…と。件の間違えられた回とか、この回の前半など。最近、シリーズ構成として引っ張り凧の「どれみ鋼鉄のシナリオ四天王(小松命名)」の一人、大和屋暁にも二度ほど騙されたし(カブトボーグとテレ東バカボン)。

 しかし実はプロポーションのよいキーン先生、まさか言葉通りの「ボーイフレンド」がいたとは…。チクショウ! でも声がみやこさんじゃなくて良かった(笑)。

新旧寿司ネタ食べ比べ

 パワパフZ、OP変更後初レビュー(遅いよ)。今回は寿司モンスターの話。
 個人的にメガネ希望(はづきちゃんが! …いつもの発作)のキーン先生が、回転寿司店に行った事を生徒に語るところから話は開始。かおるの後ろに座ってる娘、可愛いな。
 軽く三十年は未来の(国内プロサッカーリーグ誕生から五十年という台詞が)話なので、職人の数が減っているのだろうか? 水産資源の確保も含めて、日本の食の未来が心配である(脱線)。
 さて、件の寿司店の寿司製造マシーンにカレの黒い粒子が混入(異物混入っすよ!)。個人的には上半身のみのロボットがチャチャチャっと寿司を握るデザインの方が良かったが、それにより意志を持った寿司のモンスターが大量に誕生。ガールズ出動と相成る。
 こういう話、実写で撮ったら一体幾ら掛かるのやら? 消え物だけでも相当予算かかるぞ、とかつて実写の現場に参加した経験のある身としては考えてしまふ。つくづくアニメって便利だな。

 お馴染み、日替わりの早退の理由を先生に告げて出撃する三人娘。オナラもOKなかおるの何と漢らしい事か?(何気に衣替え後初のブロッサム、ピンでの変身バンク)
 いざ戦さとなり、敵数のあまりの多さに手を焼いたガールズたち。供給源を宇宙に吹き飛ばした後、普段はアホだが、変身時には原作同様頭が冴える? ブロッサムが一計を案じ、醤油の香りで寿司を引き寄せて一網打尽にする作戦を決行す。
 公園の噴水を、中和光線をたっぷり当てた丸大豆醤油(豪快に遺伝子組み換え)で満たすというその作戦。実写でやったら、どんな画になってどれだけ予算を使うのやら?
 果たして、モンスターは無力化し、ガールズに美味しく戴かれて一件落着…と思いきや、サビが効き過ぎて食べられませんでしたというオチ。日本中が、泣いた。
 製造機も、宇宙の彼方で宇宙人に喜ばれてめでたしめでたし(でも材料は?)。

 カップリング話は、世露死苦機械犬のピーチとセレブ猫サファイアの本当につかの間の恋愛譚(プリンセスの、目が石川賢!?)。可愛いバイト(?)の娘を三人連れて、頻繁にイタ飯屋とか中華屋に食事に行く博士が羨ましい…。
 尺を広げて種族、身分、立場の違いに苦悩する悲恋性(そして悲劇に酔う二匹)を強調して最後にドカンと落とす…というのも良かったか?
 そして最後に、豪快に蹴飛ばすのは浦沢クオリティー!

 ここで比較対象として、その少し後に観た同じく浦沢脚本で寿司をネタにしたナイルなトトメスを取り上げたい。
 ナイルの悪魔に好かれる体質の塾講師の先生が、入院した母親の見舞に行っているという主人公一家の話題から始まるこの話。はれぶたで、入院したおばさんの見舞に行くというルーティンギャグがあったのを思い出した(年代的にははれぶたが後)。
 寿司中毒という奇病にかかった講師の母。ついには病院を脱走し、寿司好きのナイルの悪魔と自ら合体し怪人となる。その姿は、カラフルなアフロヘアーの老婆。ハレのちグゥの傑作恐怖エピソードに登場したマッドな老婆、ダマ婆ちゃんに外見が酷似している(ジジイがアタシを殺しに来たんだろ!?)。
 その魔人スッシーを迎え撃つは、主人公妹の友人の父親で元怪物ランド赤星昇一郎演ずる寿司店主。髪の毛があるのは間違い探し? 一人娘に愛想尽かされる程の寿司バカ(娘の七五三に寿司の着ぐるみを着せる鬼父!)。
 スッシーはその力で大量の寿司を引き寄せ、「夢見るぞ」の店主と(仲直りさせるためわざと友達が言った)父親の悪口に腹を立てて帰って来た(気分悪い、わたし帰る! BY瀬川おんぷ…と本当に言った)娘はピンチに陥る。
 結果変身したトトメスに悪魔は祓われ(これも一種の狐憑き?)、悪魔と同時に病気も消えた老婆も快復して一件落着という話。

 大量の消え物(寿司)を使ったこの回。かなり予算を食ったに違いないが、製作年代(バブル期の末)を考えたら、予算に相当余裕があったのか…。
 それでも、寿司中毒の治った老婆が最後に寿司をポイ捨てするのは感心しないが。
 あと、怪人が巨大しゃもじで子供をマジ殴りするシーンもどうかと。子役を含めた役者のプロ意識には頭が下がるけど。

 エンディングを観ると、老婆役は亀山助清…って声優じゃん!(名前通りコミカルな脇役が多いけど、ドルバックではタルカスを駆るピエール役も) 更にマクロスの一条輝役、長谷有洋(はせさん治の伜で故人…)の名も! 後にリピートを録画して確かめたら、トトメスが召喚したバイオリン弾きの男性役らしい。台詞のない役に、この人が後に辿った運命を考えると何かやり切れない気持ちになった。

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